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現在就職活動真っ盛りで、卒論にも日々追われつつ、アルバイトもしている現役大学生が、自分の就活話を中心に展開していきます。だいたい就活で、合間に卒論、時々バイトです。

マナーとか、気にしてません?

『そんなちっちゃいこと気にしない』

 

就活が始まると急に耳にしだして気にし出すもののトップ10か5にこれ、入ってませんか?


ズバリ、「マナー」


なんか急に言い出して急に「ちゃんとしなきゃ!」とか思いだして、

「ノックは三回!」とか「お辞儀は45度!」「足は揃える!」とか、そんなものすごくちっちゃいこと気にしてません?


私としては、就活始まったからって急にそんなところを気にしだしたって無駄だと思うんですね。

だってマナーというか、そういうのってほとんど無意識のうちの行動だと思うからです。

誰かと話すときは目を見るとか。きちんとあいさつをするとか。笑顔を忘れないとか。

そういうの、逆に意識してするようなことなんでしょうか?

これは別に就職活動の場だけで生きるものでも、使われるものでもありませんよね?


アルバイトをしていても、これから社会に出ても、自然と必要になってくるし使われていくものです。

それを今や!!!みたいな感じで急に取り入れだしてぎこちない様を見せるのは、逆に「あ~~就活病にかかってるな~~」と思わざるを得ません。


何度も言ってるし、私自身もめちゃくちゃ痛感していることは、就活って自分のそのまんまを出すような場所なんです。

そのまんまの自分の考えや感情、そして事実を話の中で知ってもらって、それで信用を獲得していくものなんです。

なのに今さらにそんなちっちゃいマナーな面を必死に繕って、そこに意識し過ぎてそのまんまの自分を出せなかったら本末転倒です。

マナーで受かるなら、そういうことに特化してきちんとしてる学生さんはみんな受かります。


でも面接って、そういうのじゃないんですよね。

私はそれをほとほと感じます。

企業が学生に魅力を感じるのは、その話し方や、論理性。

つまり「私ってこういう人間です!だからこういうことをしてきました!だってこう思ったし、こう感じたから!」「そういう私ってこういう環境がいいし、こんな環境だと活躍できると思うんですよね。で、そういう環境がここにあるじゃないですか?だから受けてるんです!」って、ちゃんと言えてるから「あ~いいね。自分のことよく分かってるね」に繋がるんです。


そこをちゃんと相手に言葉として伝えられずにマナーなんてところでもだもだしていたら、そりゃもう……魅力を感じられますか?

私はあんまり感じられません。


ノックなんて別に二回でもいい。

髪色にわざわざ金を払って髪を痛めて黒色なんかにしなくていい。

ちょっとカバンの持ち手がボロボロになってきたからって、新しいの買わなくてもいい。

チャックを開けっ放しにしたまま席に座ったっていいんです。(私は意識して鞄のチャックを閉めた記憶はそんなにないですし、そもそも値段の割にほぼ入らない就活鞄の機能性に問題があると思ってます)

笑顔の練習なんてしなくていいから、普段のあなたが見せてる笑顔をそのまま出していけばいい。

膝の上に揃えて手なんてずっとこさ置いておかなくていいです。話し始めれば自然と手は動くし、私はめちゃめちゃ身振り手振りで話していました。(でも落とされるなんてこと正直一度もありませんでした)

 

面接って緊張もするし、表情が硬くなるのもわかります。 でも、面接官の方だって、きっと緊張していると思います。

どんな子なのかな、とか。どんな風に尋ねようかな、とか。どんな風に聞いたら、今日の子がどんな学生なのか分かるかなって。

考えて考えて、貴方の目の前に座ってくれるんです。


何も緊張は貴方だけじゃありません。

それでもやっぱり緊張してまうやん!!って人は(こんだけ言ってるけど私はそういう質です)、目の前の人とお喋りしに来ているんだって思えばいいです。

所謂、社会人とお友達になりに行く感じ。そしたらちょっとは肩の緊張もほぐれて、自然と笑えて、自然と手も動いて、あっという間に時間は過ぎていきます。


ノックやら髪色やらカバンやら手の位置やら。

そんなちっちゃいマナーなんて気にせずに、いつも通りの自分でいきましょう。

ぶっちゃけ、そんなところを細々と気にしているより、よっぽど相手は笑顔で話してくれる学生さんと話す方が、楽しいと感じてくれていると思いますよ。


自分を知って、自分のドライブがかかる瞬間を知って、どんな欲求を持って動いて、どんな環境を自分はいいな、好きだなと思えるのかを知る。(詳しくはネットでも本屋さんでも買えます、あの本を買ってください)

マナーよりも大事なのは、圧倒的に「自分を知る」こと。これ一択です!

マイナスの言葉、受けてそのままにしていませんか?

『マイナスは意識的に捨て去ろう』


就職活動だけでなく、人と過ごして人と接して、人の中に居ると、『評価』というものが付いて回る場合がありますよね。

就活なんて特にそう。企業側からの評価をされて、そして信用というものを貰って、それから次のステージへと行くことができる。


もしかするとこんな風に言われたり、もしくは耳にしたことがある人もいるんじゃないでしょうか?

「承認欲求があるよね」

「それで君は何を、どうしたいと思ったの?」

「『でも』や『いや』とか『だけど』とか、そういう言葉から始まる会話はあんまり良くないよ」etc...

実はこれらも評価の1つ。

相手から自分のことを言葉にして伝えられる。

とはいえ評価は別に悪いことばかりではありません。良い評価ももちろんあります。


けどここで伝えたいのは、自分にとって心に傷が付いてしまうような、知っていたけど言葉にされて改めて感じてしまうような。

そういう自分にとってはどちらかというと「悪い評価」について、お話をしていきたいなと思っています。


私もそうですし、他の人もそういうところがあるんじゃないかと思いますが、人からのそういう「よくない言葉」や「知ってるよ」と思わされるような言葉って、とてもマイナスに感じますよね。

たとえそれが自分のために言われている言葉であろうとも、再度認識するためのものであろうとも、自分にとって刺さるようなものであるならマイナス評価に感じてしまうところがあります。


でもこれは、何も私やこのブログを読んでくださっている人に限った話ではありません。

誰でも、目には見えない『言葉』で伝えられ、それが自分にとってぐさりと心に刺さってしまうような、小さくても切り傷がいってしまうようなものであれば、傷付くものです。


面接ではいろんな方向から質問をされるよというのを何度か書きましたよね。

それはそうすることで、企業は「貴方」という人がどんな人で、どんな風に考え、どう動くのかを知りたいからです。

そして貴方の答えに対する評価を、あるところではフィードバックとして返してくれるところも存在します。

その時に、そんな風に自分にとってマイナスな言葉を掛けられたら。

そんなの否が応でも気分は落ち込み、前向きな感情を引っ張り出してくることすらしんどさを感じてきませんか?


私も選考途中、ある企業の社員さんからの言葉に、とても傷付いたことがあります。めちゃめちゃ、それはもうめちゃクッソ落ち込みました。


けどここで、大事なことがあります。

落ち込むのは構いません。何も落ち込むなとそんな辛辣な言葉を投げるつもりもさらさらありません。


ただ、『落ち込むだけで終わるな』と。

それを私は伝えたいと思っています。

落ち込むなんて誰でもするんです。

天才でも、テレビに映ってる綺麗な女優さんも、格好いい俳優さんも、名の知れたプレイヤーも、有名な作家もアイドルもジャニーズも。みんなみんな、落ち込むことなんて絶対にあります。

それでもその人たちがまだ存在していて、貴方の目や耳に入ってくるのは、その人たちがたとえ落ち込んでも、それで終わっていないからです。


私もめっっっちゃくそ(言葉悪くてごめんなさいね)落ち込んだ時、それはもう底まで落ちましたけども、這い上がりました。

なんでって、そりゃあ悔しかったからです。

悔しくて、「絶対に今より良くなってやる!」と思いました。そして「まずそもそも、自分のどの辺りがよくなかったのか。どの辺がまだ足りてないのかな……?」と、とにかく考え尽くしました。


落ち込むなんて簡単です。人間マイナスに考えようと思えばいくらでも考えられますし、日本人はマイナス思考になりやすいところがあるようにも思います。

でも、そこからが大事なんですよね。

「あぁ、自分はダメだな」

「なんでこうなんだろ……」

「あれも出来ない、これも出来ない、ダメダメだ」

「あんな風に言われて、はぁ……ほんとダメ」

「そんなこと、言われなくてもわかってるよ……」

そんな風に思ったあと、貴方はどうしていますか?

その言葉をそのままにして、自分で自分に、暗示にかけていませんか?

そしてそれで、終わっていませんか?

本当は考えて考えて考え尽くしたら出でくる「出来ること」や「あ!こういう方法がある!」だとかを、抱いたマイナスの下へ押しやっていませんか?


大切なのは、落ち込んでも壁にぶつかっても、「じゃあどうする?」で考え、動くことです。


悩みなんて拾ったところで何にもなりません。糧にもなりません。

前を向かせてくれるのは誰かの言葉でもあり得ますが、一歩踏み出して乗り越えるのは自分自身の力と意識と行動のみです。


就職活動、いろんな人から評価の言葉を貰うことだと思います。

私もいろんな方から評価の言葉は頂きました。

その中で、少し胸に来たことや、所謂マイナスな言葉。

それらをどうかそのままにせず、「じゃあどうしたらそれをプラスに変えられるかな?」と考えて、行動に移してみてください。

それだけで、すぐに変化が出てこなくても、いつか目の前が変わることは必ずあります。


諦めないで、継続し続ける努力。

単純ですし、よく聞く言葉かもしれません。

けどこれはとてもとても大事だと私は思うので、発信させて頂きました!


マイナスな言葉に引きずられて終わらず、そこから這い上がるための「じゃあどうする?」思考でやって行きましょう!!

最終面接、今までのスタイルで行っていませんか?

『アピールは終わり』


この時期にもなると、人によっては最終面接が迫って来ていたり、最終何個か終わったけど、まだ控えています!な人や、もう何個か次が最終です!なんて人も出て来ているように思います。

かく言う私も、最終面接があったり、はたまた迫っていたりとしているところです。


私の第一回就活最終面接ピークは五月でした。

それはもうスケジュール帳には

「今日どこどこの面接」

「明日はここの最終」

「この週のこの日にはあそこの最終」

という感じで最終選考のオンパレード。

そしてそこで会う人というと、大体が社長か代表取締役。もしくは人事のトップの責任者。

その大体がおじさん攻めです。


まぁ別におじさん攻めなんだよということが特別大切なのではなく、つまりそれまでの一次、二次、三次で会う方々とは違う、ちょっぴりグレードアップした、所謂ある部署のトップや組織のトップの方と会うことになるんですよね。っていう話なんです。


そうなると、人って可笑しな話で急に緊張して来たり、肩に力が入って伝えたい言葉を伝えきれない。

なんてことになっちゃったりするもんです。


けど最終面接って、もう「自分を知って!」や「私僕ってこういう人間なんです!」を伝える場じゃないんですよね。


一次を超え、二次に来て、三次があるところは三次まで来て、そして迎える最終面接。

そこまで来ると企業はもう

「うん!素敵な人だね!」

くらいまで来ていたりする。

となると、もう最終面接で私を知って知って!アピールをしたところで、企業は合格兼内定の判は押してくれない。


じゃあどうしたらその合格兼内定の判子を企業側がえいや!と押してくれるのかというと…、ただただこれだけです。


『本気』


これなんです。


繰り返しになりますが、企業はもう最終面接まで来た学生の人間的な部分や、考え方な部分において、『素敵だね』『うん、いいね』と思ってくれています。

だから最後の面接場へ招待してくれているんです。

勿論受けるか受けないから自分自身。自己判断になっていきます。

そして受けることを決めて、最終へ赴くのなら、伝えることはただ一つなんです。


それは、

「僕私とあなたが一緒になったら、の未来」


これを伝えるのが、最終面接です。

そこにプラスして本気を持って立ち向かうこと、それが最終では大切になるんです。


一次から二次、もしくは三次までは、掛けられる質問に答えるだけでした。

でも最終は、「貴方と私。合わさったらこんな風になると思いませんか?」「私や僕が入ったら、こんな風になって、こんなことをやっていきたいと思っているんです。だってここにはそういう環境があるでしょ?」って、言う場なんです。

なのに最終まで来て下から行ってちゃそりゃあ内定の判子も、合格の判子も貰えやしません。


だから最終面接には、

貴方と私との未来を描くこと。

そして精神論にも根性論にもなりますが、それでも大事になって来る『本気』を持って、立ち向かうこと。

これだけなんです。


そのためには企業のことをきちんと知る必要もありますね。

けど、最終まで来た人ならそれまでの一次二次もしくは三次に尋ねた質問の中にもたくさんの企業の情報はあるはずです。

なんたってその質問は、

『僕私が好きだな、居心地がいいな、頑張れる環境だなと思える環境があるかな?』を知るためのもの。

そこで得た情報と、もちろん最終までに調べ尽くした企業の情報。

それらを合わせて、そして未来を描き、本気で伝える。

 

これが、最終面接への向き合い方なんじゃないかと私は思います。


私も近々また最終を控えています!

その日までに私も企業の情報、そして相手との未来を描き、そして『本気』を持って。

当日までにしっかり準備をして立ち向かおうと思います!!

 

自分の事実と解釈と感情、どれだけ知っていますか?

『話は盛っても意味が無い』

 

最近よく耳にするのが、

「自分のことってよく分からない」

です。


正直私も、就職活動を始めてから自分というものを見始めました。それまでは『自分』をそこまで意識もしてこなかったし、意識をする必要もなく、なんなら行動の全ては言うほども深く考えずに行なっていたように思います。

『自分』を誰かにアピールをすることはなかったし、『自分』のことを誰かに話して、それで信用を得ていくなんてことも、当然ながらしたことはありません。


しかし『就職活動』はそれらをしていかなければならない。今までわざわざ手も掛けて見てこなかった、自分というものに全ベクトルを向けなればならなくなる。

そりゃあだから「自己分析意味分かんない」であったり、「自分のこと全然分からん……」とか、「長所?短所?ええ〜〜???」とかなるのは、ある意味仕方がないことなんじゃないかと思います。


けど「じゃあ仕方ないねー!はい!通過!!」みたいなことにはなるわけもなく。

如何に自分のことを理解し、自分の欲求がなんなのか、どうドライブが入るからそんな行動をするのか。

それらを知っておかなければ就活というフィールドで戦うことは、正直な話難しいです。


だからって怖がって欲しくもないし、屁っ放り腰にもなって欲しくないと思っています。

なぜなら就活を通して私は考え方然り、物の見方や捉え方についても成長したと思っているからです。


私だって三月になる前までは、就活ってものが嫌で、怖くって、口から出てくるものといえば「あ〜〜〜〜〜〜い〜〜〜〜や〜〜〜〜就活くんな〜〜〜〜!!!」でした。

もちろんそれは未経験なことをこれからしなければならないことへのストレスと、自分よりも圧倒的に社会のことを知っているリアル社会人を相手に話さなければならないストレスなどなど……色々あるからこその発言だったと思います。

けど就活を始めて思うことは、未経験なら未経験なりに、それなりの準備と対策をしていけば問題ないということ。

そして話し相手であるリアル社会人は、会って話してみればただの男の人、女の人であることでした。

相手のことを怖く、就活を怖く思うのは、多分自分が『自分のこと』を、自分自身が思っている以上に何も知らないからだと、私は考えます。

自分のことが分かれば、あとは質問に応じて書類でも面接でも話していけば良いだけのこと。

自分はこういう人間だと言える、ブレない軸。いわゆる自分を表すコンセプトのようなものです。

そしてそれに沿った事実と、考えと、感情。それだけで大丈夫です。

もちろん話し方に関しては一つ二つ前の記事に載っけた、『結論から話す』というやり方で。


ここで何故事実・解釈(考え)・感情か大事なのかを少しちろっとお話ししますね。


事実は証拠です。揺るぎない、嘘偽りないことを指します。

事実があるから話す内容に信憑性が増します。逆に偽りの話をされても、聞き手は疑うしかない。

例えばですけど、「全然テスト勉強してないよ〜!ほんと、昨日寝ちゃってさ〜やばいやばい!」とか言ってた人が、めちゃめちゃ高得点取っていたとしたら、その「全然テスト勉強してないよ〜!以下略」が偽りであった可能性がありますよね?

そしてそれをまた同じように次の考査の時に言われて、さて、貴方は信じられるでしょうか?

いやこいつ絶対勉強してるぜ……てな感じで疑念を持ちますよね?少なからず。

それとよく似ています。

そして嘘というものは、突っ込まれていけばいくほどボロが出る。だから浮気をした人というのは、どんどん突っ込んで聞かれていくと吃り、言葉に詰まるんです。下手なことを言うと話の辻褄が合わなくなりますからね。

話に嘘をつくと、後々しんどくなるのは自分自身。

ですから面接でも、話すことは全て事実を話す。そうすれば貴方は自分を偽ることも、下手に話を盛って、後々突っ込まれて「あ〜〜えっとー…それは〜……」みたいなことにはなりません。

そういう無意味に盛ることで、自身の首を絞めるようなことを避けるためにも、話す時にはとても『事実』が大切になってきます。


次に解釈(考え)は、貴方だけの考えという点で、非常に大事になってきます。

四文字熟語には『十人十色』という言葉がありますよね?十人居ても、十人別々の考え・性質・好みがあるという意味です。

それと同じなんです。

解釈において、誰かと全く同じであることはそうそうありません。例えどんなに似ていても、表現の仕方、言葉の選び方は違ってきます。

面接を通して、面接官はこう尋ねてきます。

「どうしてそれをしたの?」「なんでそうだと言えると思う?」

もちろん此処には事実も、感情も混じることでしょう。けれど解釈だって混ざり込んでくると思っています。

それを行なった貴方の考え。発言したことに対する、貴方の考え。何故そんな風にしたいと思ったのかという、貴方の考え。

『貴方』だけの考えは、他と『貴方』を差別化し、他者との相場観を明らかにさせるものの一つとなってくる、これまた重要なものです。


最後に感情ですが、皆さんドラマや映画、また漫画や小説で泣いたことはありませんか?

私は涙脆いところがあり、感受性も高い方なのですーぐ涙が出てきます。

それって、なんででしょう?

その答えはとっても簡単。

感情とは、人と人が一番分かりあえる部分なんです。つまり共感を得やすい部分と言えばもっと分かりやすいかもしれません。

悔しいと思ったから練習をした。楽しかったからまたしようと思った。悲しかったから、次は挽回しようと思った。

ドラマでも映画でも、漫画でも小説でも、共感をすれば人は感動し、涙をし、憤り、悔しみ、喜びます。

話の中に貴方の感じた感情を入れ込む。それは聞き手である相手に、より話を伝わりやすくするためのキーとなります。

 

此処まで、書類・面接では事実・解釈・感情が大事だよというお話をしてきました。

これらを見つける術も、ノートを書くことです。

貴方の行なった動作。貴方の感じた感情。

それらをコアにして、線を飛ばしていく。それだけで『貴方』という人が見えてきます。


千里の道も一歩から。

焦りは禁物です。地道に、一つ一つ。今出来ること、そして今する必要のあることから手を伸ばし、最後は確実に成功を掴みましょう!

今の話し方、意識していますか?

『遠回りはやめよう』


話をしていると、たまに「な~~にを言いたいんだ?」って人、居ませんか?

つまるところの、「だから」の部分が見えない人。

そういう人の話し方の特徴は、大体似通っているんじゃないかと思います。


それは、『時系列で話す』です。


あんなことがあってね、こうなってね、でもそのあとこうこうこうでね…………。


いやだから何やねん!!つまりなんやねん!!って、なっちゃいませんか?

これは日常生活の会話でも言えて、さらには就活生が避けては通れない面接でも同じことが言えます。


人と会って、会話の一つもせずに去るというのはまぁなかなかありません。

仕事場やアルバイト先、友達同士、家族の間でも、会話というものは必ず起こり得るのです。

でなければ永遠無言タイム。つまらないことこの上ないです。最早お通夜です。

 

つまり何が言いたいのかというと、

『話をするときの話し方には、少し意識をしていきましょう』ということです。


面接というものは時間が決まっています。大体一時間、長くて一時間半。それだけの時間しかありません。

その中で、貴方は色んな角度から相手が振りかけてくる質問の数々に、「貴方」を、「自分の言葉」で話し、「自分自身」がどんな人間であるのかを伝えることで、相手の「信用」を得らなければなりません。


そんな時に、ダラダラと話していては貴重な時間がいたずらに過ぎていくだけです。勿体無いことこの上なしです。

だから話をする時には、まず『結論』から話すようにしましょう。

そしてなるべく短く、つまりコミュニーケーションスピードを意識して話すことが大事です。

この「コミュニーケーションスピード」とは、言葉のまま、「会話の速さ」です。別に早口言葉でペラペラペラリと話せとは言っていません。

なるべく短い言葉、短い情報で、会話を相手と交わしていく。それだけなんです。


もっと分かりやすく例を挙げると、ダラダラと書かれている説明書と、必要な情報を端的に分かりやすく書かれている説明書と。

貴方ならどちらを手にして読もうかなと思いますか?

断然、後者じゃないかなと私は思います。

誰も好き好んでダラダラ書かれている、読んでいると段々文字を目で追うことすら面倒臭くなるようなものにわざわざ手を伸ばし読もうとはしません。


なるべく簡単で、分かりやすくって、頭に入って来やすいもの。

そういう風にして本や説明書、他にも問題集や専門書等を、皆さんは選ぶところありませんか?


面接や、面接ではない普段の会話でも同じことです。

ダラダラとした話し方や、発言初っ端からご丁寧に時系列から話し始めると、ただただ長く、ただただ何を伝えたいのか、訳が分からない。

面接で有れば、その人が質問に対して何を答えているのかが分からない。

分からないから、聞いているのもしんどくなる。

分からないから、面接官は落とすしかないんです。


面接だと思って挑むから緊張もするし、自分も出せず、なぜか「上手く話さなきゃ!端から端まで話さないと伝わらない!」なんて意味の分からんことになってくるのです。

面接官と名札が付いていても、相手は同じ人です。ロボットではないんです。たまたま目の前に座っている人が今回の貴方の面接官なだけであって、別の場所で会えば普通のただの人なんです。

そんな人に対して、カッチコチの一方的な会話をしたって、お互いに何にも得られない時間になってしまいます。


面接なんて「インタビュー」

面接なんて「相手と話すだけの場」に過ぎません。


なのに

「はい!私が御社を志望しました理由は、御社の商品が云々かんぬん」

「今後の先を見据えての動き方がどうのこうの」

「学生時代にはサークル活動での運営に、周囲と力を合わせ切磋琢磨しながらどうたらこうたら」

「試行錯誤をした結果、どうちゃらうんぬん」


こんな言い方で、こんな話し方で、伝わると思いますか?

私は正直「いやいや、商品を褒めてくれるのは嬉しいけどここ会社品評会じゃないからね………?」となるし、「どう力を合わせて、切磋琢磨ってどんなことをしたんだろう?」だとか、「試行錯誤って、例えばどんなことを考えて取り組んだんだろう?」とかを思ってしまう。


友人や家族、学校の先生でもアルバイト先の人でもいいです。

そんな人たちに、そんな風に話していますか?

きっとしていないんじゃないかと思います。

きっと、もっと分かりやすくって、短くて、貴方も「結論」から話すことだってあるんじゃないでしょうか?

それが面接となると、途端に影を潜めてしまう。非常にもったいないです。


緊張して、ちゃんと話さなきゃ。

ちゃんと伝えなきゃ。

ちゃんと、ちゃんと、ちゃんと。

そんな風に、「ちゃんと」の呪縛にかかっていませんか?

面接官は「ちゃんと」考えた内容よりも、貴方の「話し方」や「伝え方」、そして「人となり」を見ています。


その人が、どんな人なのか。

どんな考えを持っているのか。

この質問に対して、この子はどう思っているのか。

こんな時があったら、この学生はどう対応するのか。


面接官はそうやって、「貴方」のことを、「貴方の話す言葉」から得ようとします。

貴方という人となりを、貴方の考えを、貴方の取る行動を、たった一時間、一時間半の中で知ろうとしてくれています。


だったら私たちもそれに答えなきゃいけないんです。

聞いてくれているその人のためにも、そして自分のためにも。

だから人と話をするときには、まず「結論」から話すようにしましょう。

そうすれば相手はその結論が頭にインプットされて、最終の結び目をそこへ繋げられやすい。


会話は決して一方的なものではありません。

面接でのものも、日常会話でのものでも、それは変わりません。


伝えることに必死になる前に、自分を知ってもらおう!わかってもらおう!と躍起になる前に、

今の自分の話し方が、果たして相手に『伝わりやすいもの』なのか。

それを今一度考えて、そしてまだまだかもしれないと思った人は、とにかく色んな人とたくさん話してみましょう!

それが「話す」ことの練習であり、「話し方」を磨く方法の一つです。


ちなみに「自分」を知る方法は、とにかく書くことです。そのやり方は三つか四つか前の記事にちょろりと書いています。もちろん私が激推ししている本にも。

それをしながら、会話の練習も同時並行でしていきましょう!!

面接だけが関門じゃない。

『ふるいに掛けられる』


何がって、就活生が、なんですが。

就活って、知っての通り「合否」があります。合否があるから内定者とそうでない人とが最終存在するわけで、いつの時代も「合否」というものは付きまとってくるものです。


面接にも「合否」があるのは周知だと思います。

だから一次通ったー!とか、二次通って次最終だ〜!とかあるんですね。

でも、面接だけじゃない。ってことを、知ってる人は知っていると思います。


それは「書類選考」と「筆記もしくはweb試験選考」


私が面接を受けて来た中でも、これらの選考はありました。

なぜこんなものが存在するのか。

私も当時謎めいていましたが、これ、実はふるいに掛けられてるんですよね。

特に大手となると、志望者数はドドドッ!と多くなります。すると、まずそういうところで一旦数を落とさないと、企業側は面接まで手が回らない。

だからまず、大手には大凡「書類選考」があります。それから大体webテストが付いてきて、そこでもさらに落とされます。

つまり、二つの壁を超えてやっとのことで「言葉」で持っての就活ができるんですね。


対する中小、人材、あと外食産業あたりは結構この「書類選考」というものが少ないかなと思います。

しかし代わりに選考途中、もしくは最終前に、「webテスト」や「SPI」の試験を投入してくるかなと感じています。

なぜ途中に導入してくるかは分かりませんが、なぜか投入してきます。

しかし通過の壁は面接を除くとテストくらいなので、大手よりはまだ壁が薄いかなと感じています。

 

就活って、確かに「声」と「言葉」で「自分という人間」を相手に伝えていくわけですが、それだけじゃあ超えられないものがあるんですよね。


それがさっきから言っている、「書類」と「試験」


試験については、ぶっちゃけこれは数をこなすしかありません。

非言語と呼ばれる数学関係。言語と言われる国語関係。なんの贔屓目かわかりませんが、多くは非言語が7だと言語が3くらいで、圧倒的非言語優勢なんです。実は私、数字が大の苦手人間。だから中学からずーーっと、数学というものが苦手で苦手で仕方なかったんですね。

まぁ苦手なりにそれなりの努力はしてきた(つもり)なんですが、大学を選んだ時は、

「もう数学とはおさらばじゃ!!!!」

的な心境で文学部を選んだところありありです(動機が不純)


そんな私が大学生活を過ごし、残りの大イベント!!卒論と就活!!その就活が先にやって来たぞ!!となった時、愕然としました。

「なに……?数学だと……??」

これほんと笑い話ではなくて、苦手な人間からすると壁です。分厚い壁なんです。えげつないんです。


だから私のように根っからの文系で根っからに数字無理な人は、SPIやwebテストには早い目に取り組んでおきましょう。

これらは数をこなせば慣れが出て来ます。けどしなきゃ一向にテストでは不合格、面接にすら行けません。

そんなの、悔しいですよね?

だから今からでも良いので、こやつらには手をかけておきましょう。


正直「成績で人の良し悪し決めるなよ!!!」という気持ちはふんだんにありますが、あるもんは仕方がない。受け入れて、受けて立ちましょう。

これが地道なる試験への対策です。

 

次に「書類」ですが、これもある意味地道。

というか、就活は基本地道にした人間が最終早い目に姿を消し、スーーと終わっていきます。

地道な努力が勝つんです。

私も「書類」はこねくり回しました。一発で出来たZEとか、そんなかっちょいーこと言いません。

何回も書き直しましたし、めちゃめちゃ考えました。


ではその中身はどこから出して来たの?というと、何記事か前の記事に書いた、

「自分の行動や感情を中心に、線を飛ばして広げていく」

あそこから拾い集めて、くっ付けては剥がしてを繰り返して作り上げました。


これはその記事の中にも書きましたが、自分が行動を起こす、もしくは感情を抱くには、なんらかの「根元」があります。

つまり自分を突き動かす「何か」

本ではこれを「欲求」と書いていたと思いますが、人間、そういう行動や感情を抱くにはなんらかの「理由」があるんですね。

理由がなきゃ人の心は動きません。理由がなきゃ、人は行動を起こそうしないものです。

何か、「理由」や「根源」があるから、人は動くしその感情を抱くんです。


書類には、そんなあらゆる角度から、その人がどんな「理由」で、どんな「欲求」を持って動くような人なのかを問うて来ます。

その時に、「自分がどんな理由で、どんな欲求を持つから、こう動くのか」ということを分かっていないと、書類上に散らばる設問への答えは散り散りバラバラ。つまり主軸が通っていないことになります。

すると面接官も人事の人も、書類上の「貴方」がどんな人なのか分からない。こういう人なのかな……?という想像も付けにくい。


だから、書類上ではすべての設問に対して一貫性を持たせましょう。

いわゆるぶれない軸です。

軸があれば、人は何度でもそこに立ち返れます。

就活では、そしてきっとこれからの社会でも、その主軸は大事になってくる。

「何故それをするのか?」「何故そう思うのか?」の「根源」になりますからね。

そしてその根源や欲求、理由は、ノートを書くことで見えてきます。メモを書いていく中でも、見えていきます。


だからとりあえずこの時期は、

「書く」ことと、「問題を解きまくる」ことをしていきましょう。

インターンシップに行くより得られるものが十二分にあると思いますよ。

 

とにもかくにも「書類選考」や「試験」で落ちるなんてもったいない!!

時間のあるときに取り組めるものには取り組んでおく!

そしてちゃんと、僕俺私のアピールは面接で!

そしてそして面接では、「自分」の「言葉」できちんと相手の「信用」をググイッ!と勝ち取っていきましょう!!

『質問ありますか?』でもアピールじゃ!

『貪欲に行こう!』

 

面接を受けてると、企業の人達は必ずこんなことを聞いてくれると思います。


「じゃあ私たちからはこれくらいで、何か聞きたいことはありませんか?」


コレです。

いわゆる質問タイムというやつですね。

無い企業はほぼ無い。必ず聞いてきます。


これなんでなのかな〜?って私も考えました。もちろん本にも載っていましたが、私なりにもちょっくら考えてみようと思って、考えてみました。

それで考え付いた先は、

「質問だって面接の一部だ」ということです。

つまり何?という方にもっと噛み砕いてお伝えすると、


「質問をすることで、自分が働きたい環境・条件が今受けている企業にはあるのかどうかを、今度は学生側が確認する」


ことを指すんだと思ってます。

だから質問だって面接の一部。自己PRの一部なんです。


基本面接というのは、企業から質問を投げかけられます。それに対して学生側が「自分」のことを軸にして話していきますね。「他人」の話をしたところで意味ないので、これはうんうんと頷いてもらえるかなと思います。

それは質問だっておんなじだってことを、お伝えしたいわけなんです。

急にシフトチェンジされて自分が聞く側になったぞ!ってなった途端に面接終わり!!!みたいな感じになるかもしれませんが、ぶるぶるぶるぶる(首を横振り)


質問だって見られているんです。立派な評価の一部なんです。

だからそんな時に、

「一日のスケジュールは〜……」とか

「お給料ってどれくらい……」とか

「残業って〜〜……」とか

「入社する前にしておくことって何かありますか?」とか。

これ自分が聞かれたらどう評価しますか?

しづらくありません?私猛烈にしづらいです、あちら側の立場になると。

そんなのは、最終の内定者面談で教えてくれます。懇切丁寧に端から端まで。

なのに面接の過程で、しかもまだ一次二次とかそのあたりで。まだそこを通るかもわからない企業のそんなことを知ってどうするねん????っていう話なわけです。

あと入社する前にしておくことって、の質問は私も説明会や一次でグループ面接の時の誰かが聞いたりしていますが、大凡九割の企業の方々はこう言います。


「今が一番思いっきり遊べるときだと思うから、今できることを今いっぱいしておくことかな」


そりゃそうだと思う。

私には九つ離れた兄がいるのでよくよ〜く分かりますが、遊ぶ時間ZEROです。

結婚したら更にマイナスZEROになってました。

土日なんて疲れて寝る→終わる。

知ってる先輩なんかもそんな感じです。

「お金はまぁ、学生時代に比べたらあるけど、遊べる時間は確実に減るかな」


ほほーそんなもんか。

それを知ったら社会人になるまでの間にしておくことって、必然的に「遊ぶ」なんですよね。

だからその質問も、企業の方からすると「会社」についての質問には該当されません。


では何を基軸に質問をするのか。

そもそも何を質問したらいいのか。

分かる人に分かり、分からない人には分からない(馬鹿にしてません、本当です)


それは、

「この企業には、私僕がこんな環境がいいな〜!とか、こういう風に成長していきたいな〜って思える環境があるかどうか」です。

 

今までを振り返っても、居心地のいい環境と悪い環境と、必ずあったんじゃないかと思います。

そういうのって、どうしてそう思うんでしょう?

人にとって必ず違いますよね。


わいわいしてるところが好き。

一人で黙々と出来る環境がいい。

みんなと力合わせられるようなところってやる気出てくるからいいな〜。

ライバルがいると燃えてくる!


逆に、

真っ向からやり方否定されるようなところはやだなぁ。

意見とか提案出したくても、聞いてもらえないとなんかやる気無くす。

固すぎる空気って合わない!

緩すぎるの苦手だなぁ。


ほらほら、ありますよね。

そういう、

私僕が好きな環境、居心地のいい環境、成長できそうな環境と。

僕私が嫌いな環境、居心地の悪い環境と。成長できなさそうな環境と。


ないとは言わせません(誰目線)

質問って、そういうものを学生側が確認するための、知るためのものなんです。

すると、「お、この学生自分のことわかってるな〜」であったり、「うんうん、らしい質問して来てくれてるね」と、自然と質問前までの「貴方」と「質問」がリンクしてくる。


質問だって良い意味で、自分のためにも貪欲に。

質問だって面接なんだよってことを忘れずに!