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現在就職活動真っ盛りで、卒論にも日々追われつつ、アルバイトもしている現役大学生が、自分の就活話を中心に展開していきます。だいたい就活で、合間に卒論、時々バイトです。

自分の事実と解釈と感情、どれだけ知っていますか?

『話は盛っても意味が無い』

 

最近よく耳にするのが、

「自分のことってよく分からない」

です。


正直私も、就職活動を始めてから自分というものを見始めました。それまでは『自分』をそこまで意識もしてこなかったし、意識をする必要もなく、なんなら行動の全ては言うほども深く考えずに行なっていたように思います。

『自分』を誰かにアピールをすることはなかったし、『自分』のことを誰かに話して、それで信用を得ていくなんてことも、当然ながらしたことはありません。


しかし『就職活動』はそれらをしていかなければならない。今までわざわざ手も掛けて見てこなかった、自分というものに全ベクトルを向けなればならなくなる。

そりゃあだから「自己分析意味分かんない」であったり、「自分のこと全然分からん……」とか、「長所?短所?ええ〜〜???」とかなるのは、ある意味仕方がないことなんじゃないかと思います。


けど「じゃあ仕方ないねー!はい!通過!!」みたいなことにはなるわけもなく。

如何に自分のことを理解し、自分の欲求がなんなのか、どうドライブが入るからそんな行動をするのか。

それらを知っておかなければ就活というフィールドで戦うことは、正直な話難しいです。


だからって怖がって欲しくもないし、屁っ放り腰にもなって欲しくないと思っています。

なぜなら就活を通して私は考え方然り、物の見方や捉え方についても成長したと思っているからです。


私だって三月になる前までは、就活ってものが嫌で、怖くって、口から出てくるものといえば「あ〜〜〜〜〜〜い〜〜〜〜や〜〜〜〜就活くんな〜〜〜〜!!!」でした。

もちろんそれは未経験なことをこれからしなければならないことへのストレスと、自分よりも圧倒的に社会のことを知っているリアル社会人を相手に話さなければならないストレスなどなど……色々あるからこその発言だったと思います。

けど就活を始めて思うことは、未経験なら未経験なりに、それなりの準備と対策をしていけば問題ないということ。

そして話し相手であるリアル社会人は、会って話してみればただの男の人、女の人であることでした。

相手のことを怖く、就活を怖く思うのは、多分自分が『自分のこと』を、自分自身が思っている以上に何も知らないからだと、私は考えます。

自分のことが分かれば、あとは質問に応じて書類でも面接でも話していけば良いだけのこと。

自分はこういう人間だと言える、ブレない軸。いわゆる自分を表すコンセプトのようなものです。

そしてそれに沿った事実と、考えと、感情。それだけで大丈夫です。

もちろん話し方に関しては一つ二つ前の記事に載っけた、『結論から話す』というやり方で。


ここで何故事実・解釈(考え)・感情か大事なのかを少しちろっとお話ししますね。


事実は証拠です。揺るぎない、嘘偽りないことを指します。

事実があるから話す内容に信憑性が増します。逆に偽りの話をされても、聞き手は疑うしかない。

例えばですけど、「全然テスト勉強してないよ〜!ほんと、昨日寝ちゃってさ〜やばいやばい!」とか言ってた人が、めちゃめちゃ高得点取っていたとしたら、その「全然テスト勉強してないよ〜!以下略」が偽りであった可能性がありますよね?

そしてそれをまた同じように次の考査の時に言われて、さて、貴方は信じられるでしょうか?

いやこいつ絶対勉強してるぜ……てな感じで疑念を持ちますよね?少なからず。

それとよく似ています。

そして嘘というものは、突っ込まれていけばいくほどボロが出る。だから浮気をした人というのは、どんどん突っ込んで聞かれていくと吃り、言葉に詰まるんです。下手なことを言うと話の辻褄が合わなくなりますからね。

話に嘘をつくと、後々しんどくなるのは自分自身。

ですから面接でも、話すことは全て事実を話す。そうすれば貴方は自分を偽ることも、下手に話を盛って、後々突っ込まれて「あ〜〜えっとー…それは〜……」みたいなことにはなりません。

そういう無意味に盛ることで、自身の首を絞めるようなことを避けるためにも、話す時にはとても『事実』が大切になってきます。


次に解釈(考え)は、貴方だけの考えという点で、非常に大事になってきます。

四文字熟語には『十人十色』という言葉がありますよね?十人居ても、十人別々の考え・性質・好みがあるという意味です。

それと同じなんです。

解釈において、誰かと全く同じであることはそうそうありません。例えどんなに似ていても、表現の仕方、言葉の選び方は違ってきます。

面接を通して、面接官はこう尋ねてきます。

「どうしてそれをしたの?」「なんでそうだと言えると思う?」

もちろん此処には事実も、感情も混じることでしょう。けれど解釈だって混ざり込んでくると思っています。

それを行なった貴方の考え。発言したことに対する、貴方の考え。何故そんな風にしたいと思ったのかという、貴方の考え。

『貴方』だけの考えは、他と『貴方』を差別化し、他者との相場観を明らかにさせるものの一つとなってくる、これまた重要なものです。


最後に感情ですが、皆さんドラマや映画、また漫画や小説で泣いたことはありませんか?

私は涙脆いところがあり、感受性も高い方なのですーぐ涙が出てきます。

それって、なんででしょう?

その答えはとっても簡単。

感情とは、人と人が一番分かりあえる部分なんです。つまり共感を得やすい部分と言えばもっと分かりやすいかもしれません。

悔しいと思ったから練習をした。楽しかったからまたしようと思った。悲しかったから、次は挽回しようと思った。

ドラマでも映画でも、漫画でも小説でも、共感をすれば人は感動し、涙をし、憤り、悔しみ、喜びます。

話の中に貴方の感じた感情を入れ込む。それは聞き手である相手に、より話を伝わりやすくするためのキーとなります。

 

此処まで、書類・面接では事実・解釈・感情が大事だよというお話をしてきました。

これらを見つける術も、ノートを書くことです。

貴方の行なった動作。貴方の感じた感情。

それらをコアにして、線を飛ばしていく。それだけで『貴方』という人が見えてきます。


千里の道も一歩から。

焦りは禁物です。地道に、一つ一つ。今出来ること、そして今する必要のあることから手を伸ばし、最後は確実に成功を掴みましょう!